
スミトロニクスとは
WHAT IS SUMITRONICS
スミトロニクスについて
About Us
私たちスミトロニクスはEMS企業です
(Electronics Manufacturing Service)
スミトロニクスは、1988年に住友商事グループの「電子部品専門商社」として、シンガポールに誕生しました。その後、商社からモノづくりへと事業領域を拡大し、タイ・インドネシア・フィリピン・ベトナムなどのASEAN諸国、香港・中国、そして北米・欧州に事業を展開、自社の製造工場も運営するEMS企業へと発展してきました。現在パートナー工場を含めると、世界12カ国、60あまりの拠点とグローバルネットワークを構築しています。私たちはこれまで積み重ねてきた30年以上の実績を生かし、多様化する市場のニーズに合わせ、日常シーンで目にするさまざまな製品に搭載される電子基板から完成品の製造までを、自在にコーディネートしています。

EMSとは

お客様から依頼を受けて、電子機器の製造工程(全部または一部)を請け負い、製造する事業です。消費者のニーズが多様化し、市場が急速に変化する現代において、設計・試作、部材調達から製造、物流・アフターサービスまで、EMSにアウトソースすることで、メーカーは需要の変動リスクの抑制、コスト低減を実現することができます。また、経営リソースを自社の事業に集中できることも、EMS活用の大きな利点の一つです。私たちスミトロニクスもお客様にとって、戦略上重要なEMSパートナーとなれるよう、日々サービスの向上に努めています。
EMS企業とは
メーカーがモノづくりを先導
past日本製品のブランド力と高い信頼性を背景に、各メーカーはモノづくりを強化し、Made in Japanの地位を築いてきました。その後、円高をきっかけに人件費や原材料コストの低減を求めて、メーカーは生産拠点を東南アジアなど海外へ移しました。スミトロニクスは、グループのグローバルネットワークを生かし、世界中から電子部品を調達・供給することで、日系メーカーの海外での生産をサポートしてきました。
EMS企業が現代のモノづくりを支える
current製造コストの削減、BCP(災害時のリスク分散)の重要性が増す中、メーカーは製造工程の一部を外部に委託するようになりました。スミトロニクスは世界中の協力工場とパートナーシップを構築するとともに、自社工場網も拡大しながら、現地での部品調達、現地生産、現地納入のサービスを提供することで、メーカーの収支改善とサプライチェーンの強化を実現しています。
メーカーの技術革新の一翼を担う
futureAIやIoT、5Gなどの技術革新が進む今、メーカーとEMS企業はより緊密な協力関係を築く必要があります。メーカーはこれらコア技術の研究開発に経営リソースを集中し、スミトロニクスはこれまでメーカーが役割を果たしていた製品開発から製造、品質管理、物流、廃棄物の削減まで、一貫したサポートを提供していきます。このサポートにより製品が市場に投入されるスピードが向上し、メーカーの競争力が強化されるのです。
モノづくりの流れ
スミトロニクスの強み
Strengths

会社のこと
スミトロニクスはグローバルネットワークを生かし、世界の各拠点で高品質な生産体制を構築しており、いずれも高い顧客評価をいただいております。また、サプライチェーン管理力として、自社開発システムを駆使した緻密な在庫管理に、安定調達、最適地購買などを加えた「総合力」があるとも自負しています。

仕事のこと
スミトロニクスでは、変化に対応する柔軟性と意思決定のスピードを大切にしており、社長から従業員までの階層をできる限りフラット化しています。他社よりも柔軟かつ迅速にアウトプットを出せる組織体制を築くことで、お客様から応答性の速さを評価をいただいています。

未来のためのこと
スミトロニクスは、住友商事グループの一員としてサステナブル経営を目指しています。
環境への配慮:省エネ関連機器の製造など、CO2削減に取り組みます。
サプライチェーンCSR:労働者の権利、労働者の安全衛生、環境保護などの社会的責任を果たします。
持続可能な社会の実現:上記含め6つのマテリアリティ(重要課題)への取り組みを継続します。

働く環境のこと
スミトロニクスは、積極的に挑戦できる機会とそれを支える労働環境を提供します。海外トレイニー制度をはじめとした研修プログラムに加え、一人ひとりのキャリア像と会社の描くキャリアパスのマッチングにより、さまざまな形で成長機会を用意。また、テレワークやフレックスタイム、種々の福利厚生により、柔軟に、安心して働くことのできる環境を整えています。
スミトロニクスの歴史
History
1985年のプラザ合意をきっかけに急激な円高が進み、日本の輸出競争力が大きく低下したことで、多くの日本企業は人件費や原材料のコスト低減、労働力の確保を求め製造拠点の海外移転を進めていきました。すでに多くの国や地域に拠点を展開していた住友商事は、そのノウハウを生かし海外へ展開する日本企業を支えるため、総合商社としての機能を拡充していきます。
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1988 年
スミトロニクス設立
スミトロニクスは、1988年に住友商事グループの「電子部品専門商社」として、ASEANの中心に位置し、金融や貿易のハブとして経済発展するシンガポールに誕生しました。その後、タイ、香港、インドネシア、フィリピンとASEAN諸国を中心に、電子部品を調達、管理、納品する国際調達ビジネス(IPO)を展開していきます。
※IPO:international Procurement Office
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1996 年
IPOビジネスから
ファブレス型EMSへ海外拠点でIPOビジネスを展開していましたが、さらに付加価値を高めるために、電子基板の製造事業「EMSビジネス」に進出。お客様の多様なニーズに対し、あえて自社工場を持たず、製造パートナーの強みを生かし、電子部品の調達から電子機器の製造まで、お客様に最適なサプライチェーンを提案するファブレスEMSとしてその地位を高めていきます。
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2000 年
日本中から
部品が
消えた!当時、小型携帯電話などエレクトロニクス製品が急速に普及したことで、世界的な電子部品の供給不足に陥りました。ファブレスEMSとして順調に事業を拡大してきた当社においても例外ではありませんでしたが、この教訓を生かし、さらなる受発注・在庫管理の高度化のため、システムの自社開発体制の強化に着手。「SCM(サプライチェーンマネジメント)型ビジネスモデル」を下支えするこのシステムは、環境の変化に柔軟に対応し常に進化を続けることで、お客様から高い評価を受けています。
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2001 年
本社を逆輸入
これまでシンガポールにあった本社を日本に移管しました。これによりお客様である日系企業の本社との連携を深め、お客様が考える次の打ち手に対し、スピード感をもって対応、ASEAN地域に限らず、中国や北米など、お客様のモノづくりを支えるグローバル展開をさらに加速させる環境を整えました。
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2009 年
リーマンショックの
波を
受ける!2008年にアメリカで発生したリーマンショックは、世界的な金融危機と経済不況に発展していきました。日本もこの影響を受け日系企業の価格競争力は低下、特に当時のメキシコ工場の主力製品だった日系薄型テレビは韓国や中国メーカーの台頭により急速に競争力を失い、当社においても北米の事業で大きな見直しが必要となりました。このような状況下、日系メーカーとして引き続き高い競争力を維持していた自動車用部品の製造にシフトする方針に転換。高度な技術と高い品質が求められる自動車用部品ですが、新たな市場を開拓した先見の明とあきらめない強さを持ち、一丸となって方針実現に取り組んだメキシコ工場は、今では国内外車載メーカーから高い信頼を得るまでになり、当社グループの主力工場となっています。
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2012 年
商社型ビジネスモデルから、
真のEMS企業へ2011年3月に東日本大震災が起こり、同年10月にはタイで洪水が発生するなど、世界の各地でいつ何時自然災害が発生するかもわからない、予測不能な厳しい環境となってきました。EMSに対するお客様の期待も⾼まる中で、お客様のニーズに迅速に応えるため、製造パートナーとの関係強化を図りつつ⾃社製造⼯場網の拡充も並行して⾏い、メーカー型EMSへと軸を移しました。こうして私たちは、モノづくりも含めたエレクトロニクス分野のトータルサービスプロバイダーへとかじを切ったのです。
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2018 年
スミトロニクス設立30周年
さまざまな難局を乗り越え、挑戦と失敗を繰り返しながらも、無事30周年を迎えることができました。
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2020 年
コロナ禍での挑戦
当社はさらなる成長を見据え、成長著しいベトナムへの新たな拠点の設立と、中国国内需要を取り込むため中国無錫に自社工場を設立しました。折しもこの時期、コロナウイルスの感染が拡大、世界中で生産活動の停止や国境の閉鎖、物流網の混乱と大変困難な状況を迎えましたが、新たな拠点を加えた当社グローバルネットワークを生かし、お客様の生産活動の継続に貢献。コロナ感染症の拡大は当社にとっても大変な状況ではありましたが、この状況下においても災害時の対応力を評価いただき、お客様との関係をさらに強固なものへと進化させました。
私たちスミトロニクスは、これまで大小さまざまな波に直面するたびに、それらを変革のチャンスと捉え、また、変化を遂げてきました。この姿勢はこれからも変わることはありません。ダイナミックに変化するエレクトロニクス業界において、また、技術革新が進むモノづくりの現場において、私たちはこれからもあきらめることなく業界トップを目指していきます。