住商グローバルエレクトロニクス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:植木 紀有、以下「スミトロニクス」)は、エレファンテック株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:清水 信哉、以下「エレファンテック」)より、汎用多層基板への対応が可能な産業用インクジェット印刷装置ELP04シリーズ「ELP04 PILOT 600R」の初号機を購入しました。
エレファンテックは、インクジェット印刷技術によって銅の使用量を最大70%を削減する革新的な基板 SustainaCircuits®(注1)の量産化を行ってきました。従来は片面フレキシブル基板という比較的ニッチな種類の基板しか開発ができていませんでしたが、その後の技術革新によって汎用多層基板(主には(1) リジッド基材対応 (2) 多層対応)の開発が可能となったことで、世界の基板の大半の置き換えが可能となりました。
スミトロニクスは、本装置を国内大手プリント基板メーカーに貸与し、同社の生産拠点に設置することで、SustainaCircuits 技術を多層基板の量産工程へ適用するための開発を3社共同で推進し、環境負荷低減と高付加価値化を両立する次世代プリント基板製造技術の社会実装および実用化を加速させ、持続可能なものづくりの実現に貢献していきます。
(注1)エレファンテック独自の低環境負荷プリント基板製造技術です。従来のサブトラクティブ製法とは異なり、必要な箇所にのみ金属を印刷するアディティブ製法を採用することで、CO2排出をはじめとした環境負荷を大幅に削減できるだけでなく、汎用多層基板のコスト構造で大きな割合を占める銅の使用量を最大70%削減することを中心に、大幅な省資源化とコスト削減を実現させることを見込んでいます。 本技術は、高精度インクジェット印刷装置(ELP04シリーズ)、銅ナノ粒子インク、ならびに最適化されたプロセスを垂直統合したソリューションです。主要工程のみを置き換える方式のため、既存の基板製造ラインにも導入しやすい特長を備えています。