
深センの新規案件立ち上げが 次のキャリアを目指す原動力に
T.I
Sumitronics (Shenzhen) Ltd.
EMS2 Dept.
Assistant Manager
2018年入社
日々の業務について
0から1にした新規案件を10にするために
入社後に配属されたEMS営業第三部では、日本国内で調達・購入した電子部品を深セン、北米などの関連拠点に販売していました。海外で働くことに興味があった私は、2019年の秋に海外トレイニーに応募し、2020年に希望通り深センへ赴任しました。
赴任したタイミングで、深センでは新規案件の立ち上げが進められており、そのチームに加わりました。日本国内のお客様が日系や海外のメーカーから調達してお客様自身の海外工場へ支給していた部品を、当社が代わりに調達・納品するという、サプライチェーンの切り替え案件です。私はその準備が始まるタイミングでチームに加わったため、商流をシフトするプロセスに最初から関わり、貴重な経験から多くを学ぶことができました。
2年間のトレイニー期間を終える時期に、上記のサプライチェーン移行準備が終わり、本格的にビジネスがスタートするタイミングだったので、継続して担当するために、駐在切り替えを志望し、駐在員として深センで勤務を継続することになりました。「0から1にした新規案件を、1から10に広げていきたい」今もその想いで日々の業務に取り組んでいます。
成功談・失敗談&やりがい
意識の変化~自身の成長から拠点の成長へ~
海外トレイニーは研修の一環ですが、拠点で働く現地スタッフには、トレイニーも駐在員も同じ日本からの赴任者として見られます。赴任して間もない頃に、よく現地スタッフから業務についての意見を求められて戸惑いました。一方で、私自身も現地の上司・同僚への質問を絶やさず、多くの知識を吸収することで充実した濃いトレイニー期間を過ごせたと思っています。
また、トレイニーから駐在員への切り替えで心境の変化がありました。深センで学び、経験したことをアウトプットし、いかに案件を拡大して会社に貢献していくかを考えるようになったのです。
そうした姿勢で取り組んでいる課題の一つが、余剰在庫の削減です。トレイニー時に倉庫が在庫であふれてしまったことがあり、新たに在庫するための倉庫探しに奔走したことがありました。需要の変化に対応しながら在庫を最適化するのは至難の業ですが、お客様や社内外の関係者との調整を進める中で、ようやく光が見えてきたところです。
海外拠点で海外の人と働くのは大変なこともありますが、私にとってはそこが面白さだと思います。今後は担当している案件に限らず、ビジネスを拡大して深センの成長を実現することが私の目標であり、仕事のやりがいになっています。

Interview

これからの夢や目標
マネージャークラスの視点でビジネスを俯瞰したい
インドにお客様が製造を委託している工場があり、そこにも当社から部品を供給してほしいと依頼されたことから、深センのインドビジネスが始まりました。インドはスミトロニクスが注目している市場の一つであり、本社では専任部隊を立ち上げ、開拓に向けて動き始めています。深センはすでに2年ほど取引実績があるので、それを足がかりにインドへの進出を図り、グループの市場開拓にも貢献していきたいと考えています。
トレイニー時代に0から育てた新規案件は、ビジネスとして安定した土台を築き、10を超えて大きく広がろうとしています。私自身もトレイニーから駐在を経て、海外で働くという入社前に思い描いていたキャリアを実現しました。次のステップでは、もっと上のマネージャークラスの視点で案件や拠点を見てみたいですね。
その一歩として、プロジェクトマネージャーという一段上の立場から、既存顧客の案件についてビジネスを拡大し、付帯する業務の改善や効率化の推進を目指しています。さらにはインドで取引をしている現地工場との関係性を深めて情報を収集し、新規案件を獲得することで深センの、そしてグループ全体の成長に貢献したいと思っています。
私にとって深センはとても居心地が良く、公私ともに暮らしやすいところですし、立ち上げから関わった案件にも愛着があります。しかし、もっと自分の視野を広げてキャリアアップするために、将来的にはほかの海外拠点や日本で新しい案件を手がけたいと考えています。
Daily Schedule
1日のスケジュール
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7:00
起 床
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7:30
通 勤
地下鉄か徒歩で出勤
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8:30
出 社
タスクの進捗確認、事務作業(メール確認・課題処理・資料作成)、時事ニュースを確認
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11:00
会 議
タイのお客様とのWEB定例会議。所要数量やその他課題事項を共有・報告
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12:30
昼休み
社内メンバーとローカルの中華料理店へ
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13:30
会 議
インドのお客様と納期に関するWEB会議
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16:00
打ち合わせ
タイのお客様の物流改善に関する打ち合わせ
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18:00
事務作業
メール処理、タスクの進捗確認
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19:00
退 社
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19:30
夕 食
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21:00
自由時間
運動したり、中国茶を楽しんだり
-
23:00
就 寝
Career Path
キャリアパス
理由
グローバルな環境と成長機会を求めて
父の仕事の関係で小・中学生のときにアメリカに住んでいたため、グローバルなフィールドで働けることを軸に就職活動していました。スミトロニクスの会社説明会で聞いた「現場は海外にある」という言葉が刺さったことが志望動機です。海外トレイニー制度や、扱っている商材が幅広く、さまざまな経験ができそうなことにも魅力を感じました。
キャリアパス
もしものキャリアパス
営業本部に配属
EMS営業第三部に配属され、国内で調達・購入した部品を自社の海外拠点へ販売する業務を担当。主な取引先だった深センをトレイニー先として希望。
管理本部に配属
与信審査や予算立案のノウハウは営業にも役立つので、リスクマネジメント部か経理部でも成長できたと考えている。
国内での業務を深耕
国内の仕入れ先や海外拠点との関係性を深めながら、次のキャリアステップを考えていたと思う。
トレイニー研修
タイミング良く新規案件の立ち上げに携わることができた。お客様の商流を当社にシフトするために、仕入れ先からの見積書取得など準備に従事。
国内でトレイニー経験を生かす
海外拠点で学んだスキルや知識を営業に活用。その後、異動や海外駐在でキャリアアップすることを考えたと思う。
駐在に切り替え
海外の現場で発生するさまざまな問題に即座に対応するための経験を深めたいと考えて駐在を志望。立場が変わって、責任と緊張感を強く感じるようになった。
これから目指したいキャリア
将来的にプロジェクトマネージャーとして担当案件を推進していきたい。マネージャークラスの視点から深センの業務改革を進めるとともに、インド市場の開拓などビジネスの拡大に貢献していきたい。