仕事と育児を両立しながら 管理職として次のステップを目指す

K.M

リスクマネジメント部
リスク管理チーム長

2006年入社

日々の業務について

チーム長としてメンバーの業務量を調整

私が所属しているリスクマネジメント部は部長と2人のチーム長、7人のメンバーにより、3つのチームで構成されています。まず、営業本部や海外拠点からの与信申請や契約書の相談を受けるリスク管理チーム。安全保障貿易に関わる安保管理チーム。そして、事業投資や設備投資の審査を行い、グループ工場からの申請・報告その他相談ごとの窓口となる投資管理チームです。

私は2017年に管理職へ昇格し、現在はリスク管理と安保管理のチーム長を兼任しています。主な業務はメンバーへの業務の割り振りや調整および進捗確認、提出された申請書や報告書をチェックするほか、業務についてメンバーからの報告・相談を受けることです。7人のメンバーはチームを兼務しているので、担当案件に応じて、さまざまな仕事をこなしています。

成功談・失敗談&やりがい

相談を受けた案件の受注が何よりもうれしい

高校生のときに1年近くニュージーランドに留学していたことから、海外と接点を持つ仕事に関心がありスミトロニクスに入社しました。当時は管理本部の業務がどのようなものか想像できなかったので営業部を志望しました。しかし、それから出向やタイへのトレイニーで管理や経営企画の業務を経験した後に、10年近くリスクマネジメント部の仕事を続けており、今では営業より管理のほうが向いていると思うようになりました。

2017年に管理職に昇格したのは、それまでのキャリアで一番うれしい出来事でしたが、最初のうちは担当者の感覚が抜けきらずに、戸惑っていたのを覚えています。

現在は、部全体で取り組んでいる業務の見直しや、DXの推進により業務の削減、効率化を進めようとしています。例えば与信の審査について、以前は一律同じルールを適用していましたが、実績や規模からリスクの低い案件については手続きを簡略化しました。結果としてスピードアップを実現できるため、営業にもメリットをもたらします。一方で課題がある案件は、部内の確認と並行して決裁者であるマネジメント層に早期に情報共有、相談することを心掛けています。効率化によって生まれた時間を活用し、リスクマネジメント部から営業や海外拠点へ過去の相談事例など、営業活動に有益な情報をこれまで以上に発信できればと考えています。

営業や海外拠点から契約書の相談を受けた案件について、量産が軌道にのっていることを聞くのが、この仕事で喜びを感じる瞬間です。情報発信の充実により、営業部に一定のリスクマネジメントマインドが蓄積すれば、営業・管理間の連携がスムーズになり、それぞれのパフォーマンスを高めることができると思います。

Interview

これからの夢や目標

メンバーの成長に負けずにスキルアップしたい

管理職としての喜びを感じるのは、部のメンバーの成長を実感できたときです。昨年、初めての試みとして、過去に損失が発生した事例をグループ全体に共有するセミナーを開催しました。リスクマネジメント部に保管されている報告書の中から、いくつかの事例を選んで担当メンバーが説明する形式のセミナーです。リハーサルでいくつか改善点が指摘されたことに対して、当日までに日数がないにもかかわらず、しっかり修正して素晴らしい発表を行ってくれました。一人ひとり個性は違いますが、一丸となって目標に向かう際には大きな力を発揮してくれる。その姿勢と熱量に頼もしさを感じるとともに、いいメンバーに恵まれたなと心から思いました。

2018年と2020年に産休・育休を取得して、現在は時短勤務で働いています。定時前には会社を出ないといけないので、それまでに業務を終えるための調整が最も苦労するところです。子どもたちが大きくなったら、自分の時間も充実させたい。管理職として組織をマネジメントするためには、まだ知識やスキルが不足している部分もあるので、自分のペースで少しずつ学びながら成長を実現していきたいと考えています。

Daily Schedule

1日のスケジュール

  • 6:00

    起 床

  • 7:15

    子どもの登園

    夫と交代で子どもを保育園へ

  • 7:50

    通 勤

  • 9:00

    フレックス出社

    メールやその日のタスク確認

  • 9:30

    ショートミーティング

    メンバーとの簡単な打ち合わせ

  • 10:45

    部 会

    週に一度、各案件の課題、進捗確認、その他必要事項の共有

  • 12:00

    昼休み

    天気がいい日はシェアサイクルで少し遠いお店に、忙しいときはコンビニで購入してデスクで

  • 13:00

    打ち合わせ

    タイやアメリカの車載案件に関する契約書の打ち合わせ

  • 14:00

    事務作業

    メンバーが作成した申請書の内容チェック

  • 15:00

    打ち合わせ

    上海のエアコン案件に関する契約書の打ち合わせ

  • 16:00

    事務作業

    チームの業務進捗確認や伝票承認など

  • 16:45

    フレックス退社

  • 18:00

    子どもと帰宅

    残業する場合は夫が担当

  • 19:00

    夕 食

    夫と交代で準備

  • 19:40

    子どもをお風呂に入れる

  • 21:00

    子どもの寝かしつけ

    夫婦どちらかが寝かしつけ。その後は自由時間

  • 23:30

    就 寝

Career Path

キャリアパス

入社を決めた
理由

挑戦できそうな環境に魅力を感じた。

海外で働く機会があることに加えて、若手のうちからさまざまなことに挑戦できそうな環境に魅力を感じて入社を決めました。実際に出向や海外トレイニーなど、異動や上司の推薦を受けての環境変化でしたが、思いがけず変化に富んだキャリアを積むことができました。

キャリアパス

もしものキャリアパス

営業本部に配属

当時の新規事業開発室で、海外で発掘した部品を国内のお客様に売り込むという既存のビジネスとは違う仕事を担当。

管理本部に配属

当時は考えていなかったが、今振り返ると、リスクマネジメント部へ配属されても良かったと思う。

スミトロニクスで勤務

営業本部内で、既存ビジネスを担当。

住友商事へ出向

当社の企業買収案件の担当として親会社へ出向。その後当社の経営企画の業務と兼務。

国内業務で経験を積む

出向から戻った後も、そのまま経営企画で仕事を続けていたと思う。

タイでトレイニー研修

管理本部のトレイニーとして現地のリスクマネジメントや経理、財務、製造の現場を間近に体験した。

日本へ帰任し管理本部に異動

帰国後はリスクマネジメント部での昇格と二度の産休・育休取得を経て現在に至る。

別拠点で駐在員となる

これまで培った経験を生かし、駐在員として管理部門業務の幅を広げる。

これから目指したいキャリア

管理職としてのマネジメント力を養い、またリスクマネジメント部としての経験・知見をさらに高めグループに貢献したい。