CROSSTALK

もうすぐ入社して１年になるけれど、まずはそれぞれの近況について話そうか。僕はASEANを担当している営業第一部に所属し、主にインドネシアの拠点に向けた書類作成や連携業務を行っています。昨年秋から案件を引き継いで、お客様の担当として独り立ちしたばかり。イレギュラーが少ないお客様と聞いていたけれど、今年はいろいろな変更があったので大変だった。営業としての悩みは、お客様とサプライヤーの板挟みになった際、双方の要望をどうやって実現するかということ。先輩にサポートいただくものの、そうした課題を乗り越えるたびに、成長の手応えを感じられるのがうれしい。

スミトロニクスは商社とメーカー双方の機能を持っているので、ただモノを売るだけではない難しさがありますね。私が所属している営業第二部は、主に国内の案件を扱っていて、私はお客様と実装工場の仲介案件を担当しています。実装工場とお客様の要望がかみ合わないときは、両者のメリット、デメリットのバランスが取れる折衷案を提示するため、自分なりの案を考えて指導員や先輩に相談しています。判断に迷うことも多いけれど、自分の力で課題を解決できたときには、達成感が得られて楽しい。生産日程の調整や在庫・出荷の管理から新規案件の見積もりなど、徐々に新しい仕事を任せてもらえるようになってきました。M.Sくんは三部で中国と欧米を担当していたよね？

うん、三部では中国と欧米の案件を扱っているよ。僕は車載関連製品を担当していて、主に日本で調達した部品を生産拠点に届けています。部品を現地へ送って基板実装し、お客様へ納品していますが、最終的に自動車に組み込まれるものなので、品質のチェックがとても厳しい。自動車の需要に応じて、部品の量が変動するので、在庫も調整する必要があります。技術面でわからないことは当社技術部門のサポートを受けながら、サプライヤーと話をしています。S.OくんやU.Fさんと同じように、お客様とサプライヤーそれぞれの要望を調整するのには難しさを感じますが、まずは自分で考えて、指示される前に折衷案を出せるように心がけています。R.Mくんは最近、経理の仕事が面白くなってきたって言っていたよね。

そうなんだよ。経理の仕事って、パソコンに向かって一日中ひたすら数字を打ち込むイメージだったけれど、配属されてみたら全然違う。経理部は主に単体決算と連結決算、税務、財務の４つの業務を担っていて、今僕が担当しているのは、単体決算。その中でも経費精算、日々の計上確認、月次の締めの業務を行っています。数字に強いタイプではないので、正直自分のどこに適性があるんだろう？って戸惑っていたんだ。

いや、質問しに行くと、ものすごくわかりやすく説明してくれるから、十分に適性があると思うよ。

ありがとう。実際は、各部署とコミュニケーションを取る機会が多いので、話好きな僕に向いていたのかもしれない。

入社前から感じていたように、先輩や上司の方々が優しくて話しやすい。新人でも意見や要望を尊重してもらえるので、主体性を持って働きやすい環境だと思う。実際に上司との定期面談の中で、基板の知識を深めたいと相談したところ、別部署の先輩が定期的に勉強会を開いてくれることになり、本当にありがたかった。要望をきちんと受け止めて、聞き入れてくれるからモチベーションも上がるよね。先日も、サプライヤーの現場を知るため、先輩に同行してご挨拶したいと頼んだら連れて行ってもらえたのはうれしかった。

確かに、先輩や上司に質問すると、忙しいのに手を止めて丁寧に説明してくれる。面倒見がいいのは社風かもしれない。職場環境については、商社のオフィスってアクティブで騒がしいイメージを持っていたけれど、当社は落ち着いた印象だった。実際に働いていると、静かで集中して考えられるから生産性が高いし、コミュニケーションもしっかり取れる。体育会系の社風ではないけれど、着実に前進していく強い意志を感じるよね。みんなで頑張ろうとする空気がある。住友商事グループの資金力や情報網を活かしながらも、本社の従業員規模が大き過ぎないので管理職や経営層との距離が近く、意見が反映されやすいと感じる。大企業と中小企業のハイブリッドとも言える環境は当社の特徴じゃないかな。

丁寧に教えてくれるだけじゃなく、考えて行動する機会を与えてもらえるから、恵まれた環境だと思う。指導員の先輩と営業部に説明をした時も、僕がメインで話して、先輩が後で補足してくれた。効率だけを優先するのではなく、経験を通して人を育てようとしてくれる。また、トラブルが起こった時も、担当者だけの責任にせず、みんなで解決しようとするよね。他部署のM.Sくんが経理関連業務のトラブルであわてた時も、経理部のみんなが集まって自分の事のように心配してくれた。M.Sくんは恥ずかしそうだったけれど、僕はみんなの優しさを感じてうれしかったな。

私たちが新しいことにチャレンジできるのは、上司や先輩がしっかりと見守ってくれている安心があるからだと思う。本社はワンフロアに全社員が勤務しているので、部署を隔てる壁もなくて風通しがいい。M.Sくんが言っていたように、新人でも経営層と気軽に話せるのは、当社ならではの良さだよね。国内は東京本社1拠点なので、同期もバラバラにならず信頼関係を深められる。オンとオフの切り替えがはっきりしている人が多いので、自分も見習ってメリハリをつけるようにしています。女性目線では、社員の女性比率が高いからとても働きやすい。身近に女性管理職や産休・育休を取得して復職している先輩方もいるので、相談もしやすい環境だと思う。

僕は就職活動の時に女性社員の比率や女性管理職、産休・育休の取得についても見ていた。女性が活躍している会社は、多様性を重視していて働きやすさにつながっていると思う。

僕が最も恩恵を受けているのは独身寮。同期４人のうち僕とM.Sくん、U.Fさんの3人が寮から通ってる。僕は朝が苦手なので、会社から近くて通勤が楽なのは本当にありがたい。そのほかにも業務調整することで、勤務時間を柔軟に調節可能なフレックス制度も活用しています。

私は親元を離れて働く想定であったため、就職活動時に寮や住宅手当については細かくチェックしていました。女子寮は男子寮より少しだけ会社から遠いけれど、リフォームされたばかりできれいな部屋なのでうれしいですね。あと、カフェテリアプランというポイント制の福利厚生を利用すれば、ショッピングから自己啓発まで、好きなことにポイント利用できて便利です。